いずれ消え行く無駄な情報を、密やかに発信する装置。つまり日記。
ゴールデンウィークを利用して、北海道へ行って来ました。
1日目は新日本海フェリーに乗るために埼玉から新潟へ。新日本海フェリーは、新潟から小樽までを約18時間で結ぶ航路です。流石にゴールデンウィークということもあり、多くの車が乗船しました。
船に乗って1時間もすると、あらかた見るところもなくなり暇です。
二等S寝台です。2段ベッドになっています。雑魚寝ではなく、個室で寝れるのは有難い。
まずは、小樽の倉庫街を見て回ります。早朝なので誰もいません。
今日は、積丹半島を回って、長万部を経由して函館へ向かいます。島武意海岸。
函館到着。五稜郭タワーにまずは登ります。なんてカッコイイ要塞なんだ!
函館湾に位置する太平洋セメントの工場を見に行きました。海上から伸びる運搬用のベルトコンベア?がかすかに見えます。北海道に求めているのは、こんな感じの建造物です。
天気が生憎なので、霞んでしまっています。EOS7Dに300mmでギリギリ撮れるかどうかな感じです。
3日目は函館から旭川を目指します。まずは、函館の朝市へ向かいました。
どんぶり横町という、海産物屋が集まっているところらしいです。
途中で洞爺湖に寄りました。驚異的な強風で、立っていられませんでした。
夕張にも立ち寄りました。行きたかった炭鉱跡の博物館です。曇りがちな天気と夕方という時間が、物悲しさを誘います。
かつての坑道を歩けるように整備し、博物館として展示している施設です。
エントランスホールに、かつての工作機械と石炭が展示されています。
事務所の看板が展示されています。平和炭鉱という名前が時代を感じさせます。
いよいよ、坑道に降りるエレベータに乗ります。このエレベータがなかなか凝った演出がされており、昭和な雰囲気のナレーションと共に、坑道の案内をしてくれます。
坑道に入ると、いきなり人形が迎えてくれます。うーん、微妙です。ですが、嫌いじゃありません、こういった雰囲気。
展示場をすすみ、いよいよ、地下トンネルです。深い階段を降りていきます。
ようやく地上に戻って来ました。正直、このトンネルだけの施設をもっと作って欲しいという感想。行ってよかった。
夕張市は財政破綻したことで有名ですが、それ故に設置されているモニュメントが哀愁を誘います。
4日目は、旭川から少し南下し、美瑛の丘などを見たあと、日本海側へ向かいオロロンラインをヒタスラ走って稚内まで移動。
まずは美瑛の丘。観光ガイドなどでは、緑あふれる爽やかな草原に存在感ある佇まいで生える木、といった感じでよく見かけるのですが、実際に行くと惨憺たる状況でした。ケンとメリーの木とマイルドセブンの木なのですが、まず草原ではない。そして葉が一枚もない。寂しい。
一応、草原もありました。望遠でとって敢えて芝生っぽく。芝生じゃないですよ! ええ、芝生じゃないです。
ラベンダー畑とかも行きたかったのですが、美瑛の丘があの感じだったので諦め、素直にオロロンラインへ向かいました。移動するだけでもう夕方。まっすぐ伸びる道路や風力発電所などが、いかにも北海道らしい。
なんとか、日が沈む前に稚内へ到着しました。とりあえず稚内駅へ。こんなところまで線路を引くのは凄いなぁと改めて思います。特に維持管理が大変だろうなぁ。
かつては貨物取扱駅でもあったわけですが、今では1面1線の駅になってしまっています。
稚内から太平洋側の道を走り網走まで。
ついに着きました!。最北端です!。ただこれだけで嬉しい!!。
宗谷岬の後はいきなり網走です。道中、見るべき所が殆ど無いことに驚きました。ホタテ工場とホタテの殻の山などが見えるだけです。建造物も少なかった印象。サロマ湖などにも寄りましたが、霧で何も見えず引き返しました。
昔の囚人の様子が人形で展示されています。屋外にある人形は、遠目には本当の人に見えるので、ちょっと怖いです。
室内の展示をみると、本当に冬にこの施設で凍えなかったのか心配になる作りでした。まぁ、囚人なので暑い寒いとかは関係がないのかもしれないですが。
6日目は網走から釧路へ。北海道旅行も終盤です。
続いて摩周湖。運良く雲の切れ間で、湖面が見えました。素晴らしい景色。
最後に阿寒湖。マリモッコリやマリモリモなどのキャラクターがいるようです。
アイヌ民族的な土産物屋さんが集まった集落がありました。木彫りの小物などが可愛い。
摩周湖から釧路へ行く間に、丹頂鶴が見える平原に寄りました。雄と雌でしょうか。
最後は釧路。夕陽で有名なところらしいですが、今日は生憎の曇り。出航するイカ釣り漁船が、良いアクセントになりました。
最終日は、釧路から東苫小牧へ移動。東苫小牧からは、秋田行のフェリーが出ています。
途中、特に観光することもなく移動。北海道は、ただ移動するだけでも楽しい。ただただアクセルを踏み続けるのは楽しいものです。
港についてから発電所などの外周を見て回り時間を潰しました。