2011年05月07日

北海道旅行

ゴールデンウィークを利用して、北海道へ行って来ました。

1日目

1日目は新日本海フェリーに乗るために埼玉から新潟へ。新日本海フェリーは、新潟から小樽までを約18時間で結ぶ航路です。流石にゴールデンウィークということもあり、多くの車が乗船しました。

離岸。これから始まる旅行に胸踊ります。

港の作業員の人が手を振って見送ってくれます。

船に乗って1時間もすると、あらかた見るところもなくなり暇です。

夜になると僚船とすれ違うイベントがあります。

二等S寝台です。2段ベッドになっています。雑魚寝ではなく、個室で寝れるのは有難い。

小樽には、午前4時頃に着くので、初日は早めに寝ました。

2日目

小樽港に入港。北海道の大地に上陸。

まずは、小樽の倉庫街を見て回ります。早朝なので誰もいません。

今日は、積丹半島を回って、長万部を経由して函館へ向かいます。島武意海岸。

途中の道の駅で、海鮮丼を食べました。三色丼ウマー。

函館到着。五稜郭タワーにまずは登ります。なんてカッコイイ要塞なんだ!

函館湾に位置する太平洋セメントの工場を見に行きました。海上から伸びる運搬用のベルトコンベア?がかすかに見えます。北海道に求めているのは、こんな感じの建造物です。

天気が生憎なので、霞んでしまっています。EOS7Dに300mmでギリギリ撮れるかどうかな感じです。

3日目

3日目は函館から旭川を目指します。まずは、函館の朝市へ向かいました。

どんぶり横町という、海産物屋が集まっているところらしいです。

ウニホタテ丼と烏賊そうめんを注文。これは旨かった!!

途中で洞爺湖に寄りました。驚異的な強風で、立っていられませんでした。

夕張にも立ち寄りました。行きたかった炭鉱跡の博物館です。曇りがちな天気と夕方という時間が、物悲しさを誘います。

かつての坑道を歩けるように整備し、博物館として展示している施設です。

エントランスホールに、かつての工作機械と石炭が展示されています。

事務所の看板が展示されています。平和炭鉱という名前が時代を感じさせます。

いよいよ、坑道に降りるエレベータに乗ります。このエレベータがなかなか凝った演出がされており、昭和な雰囲気のナレーションと共に、坑道の案内をしてくれます。

坑道に入ると、いきなり人形が迎えてくれます。うーん、微妙です。ですが、嫌いじゃありません、こういった雰囲気。

ガスマスクを装備した事故処理班。

かつて使われていた機器も同時に展示されています。

展示場をすすみ、いよいよ、地下トンネルです。深い階段を降りていきます。

工作機械が置かれていました。

ひたすら、こんな感じの通路を進みます。

ようやく地上に戻って来ました。正直、このトンネルだけの施設をもっと作って欲しいという感想。行ってよかった。

夕張市は財政破綻したことで有名ですが、それ故に設置されているモニュメントが哀愁を誘います。

4日目

4日目は、旭川から少し南下し、美瑛の丘などを見たあと、日本海側へ向かいオロロンラインをヒタスラ走って稚内まで移動。

まずは美瑛の丘。観光ガイドなどでは、緑あふれる爽やかな草原に存在感ある佇まいで生える木、といった感じでよく見かけるのですが、実際に行くと惨憺たる状況でした。ケンとメリーの木とマイルドセブンの木なのですが、まず草原ではない。そして葉が一枚もない。寂しい。

一応、草原もありました。望遠でとって敢えて芝生っぽく。芝生じゃないですよ! ええ、芝生じゃないです。

ラベンダー畑とかも行きたかったのですが、美瑛の丘があの感じだったので諦め、素直にオロロンラインへ向かいました。移動するだけでもう夕方。まっすぐ伸びる道路や風力発電所などが、いかにも北海道らしい。

なんとか、日が沈む前に稚内へ到着しました。とりあえず稚内駅へ。こんなところまで線路を引くのは凄いなぁと改めて思います。特に維持管理が大変だろうなぁ。

かつては貨物取扱駅でもあったわけですが、今では1面1線の駅になってしまっています。

5日目

稚内から太平洋側の道を走り網走まで。

まずはお決まりですが、野寒布岬を経由して宗谷岬まで。

ついに着きました!。最北端です!。ただこれだけで嬉しい!!。

宗谷岬の後はいきなり網走です。道中、見るべき所が殆ど無いことに驚きました。ホタテ工場とホタテの殻の山などが見えるだけです。建造物も少なかった印象。サロマ湖などにも寄りましたが、霧で何も見えず引き返しました。

そんな訳で、網走刑務所の博物館へ。

昔の囚人の様子が人形で展示されています。屋外にある人形は、遠目には本当の人に見えるので、ちょっと怖いです。

友人に牢屋に入ってもらって、写真を撮ってみたり。

室内の展示をみると、本当に冬にこの施設で凍えなかったのか心配になる作りでした。まぁ、囚人なので暑い寒いとかは関係がないのかもしれないですが。

食事の風景。なんか少し楽しそう。あと風呂の風景。

6日目

6日目は網走から釧路へ。北海道旅行も終盤です。

まずは屈斜路湖。まだ雪が残っていました。

続いて摩周湖。運良く雲の切れ間で、湖面が見えました。素晴らしい景色。

最後に阿寒湖。マリモッコリやマリモリモなどのキャラクターがいるようです。

アイヌ民族的な土産物屋さんが集まった集落がありました。木彫りの小物などが可愛い。

摩周湖から釧路へ行く間に、丹頂鶴が見える平原に寄りました。雄と雌でしょうか。

最後は釧路。夕陽で有名なところらしいですが、今日は生憎の曇り。出航するイカ釣り漁船が、良いアクセントになりました。

7日目

最終日は、釧路から東苫小牧へ移動。東苫小牧からは、秋田行のフェリーが出ています。

途中、特に観光することもなく移動。北海道は、ただ移動するだけでも楽しい。ただただアクセルを踏み続けるのは楽しいものです。
港についてから発電所などの外周を見て回り時間を潰しました。

帰りのフェリーに乗船。旅ももう終わりだな。

離岸の瞬間。楽しかった1週間も終わり。さようなら北の大地。