いずれ消え行く無駄な情報を、密やかに発信する装置。つまり日記。
宇都宮にある、大谷資料館という大谷石の採掘場跡地を資料館にした所へ行ってきました。8時半頃に家を出て、9時半頃に千葉に到着。友人をピックアップして、道に迷いつつも16号を走って岩槻ICまで。そこから東北自動車道で鹿沼ICまで行き、資料館へ行きました。
そんなわけで大谷資料館です。だんだんと人家が減ってゆき山間に入ってゆくと、果たして大谷石を見るためだけに4時間もかけて袖ヶ浦から来た意味はあるのか、そしてこんな所に友人を誘ってしまって問題はなかろうか、といった疑念と不安を抱きました。大丈夫かなぁと思いつつ大谷資料館へ。車も少なければ人も少ない、明らかに観光地としての風格がありません。
しかしながら、岩壁がそそり立つ岩肌はなかなかダイナミックで、個人的にはかなり良い観光スポットな気がします。くり抜かれた岩や、削り取られた岩に、人間の力の凄さを感じ取ることが出来ます。
で、まぁ資料館に突入です。いきなり入り口で600円を取られて、これはやっちまったかと思ったものの、中に入ってみるとびっくりです。なんだこの広大な空間は! 坑道というと洞窟っぽい雰囲気を想像する方が大半だと思いますが、軽く30mくらいある天井と、あまりにも空間が広すぎて光が届かない不気味な暗闇を見るだけで、ここが明らかに日常とはかけ離れた場所であることがわかります。人が少ない時間に行って、自分の歩く音のみが木霊するような感じになれば、もう最高ですね。
そして、なんといってもスゴイのは温度です。とにかく寒い。この日は8度しかありませんでした。半袖で行ったら間違いなく寒いです。というか寒かったです。
大谷資料館の近くにも岩をくり抜いた所などがあり、山の周りに点在する石材屋さんを横目で見ながら車を流すだけでも面白い場所でした。これほど面白い場所なら、石を見に行くだけのドライブだとしても文句は出ないと思います。とても良い場所でした。
帰りに、せっかく宇都宮まで来たのだから、ということでいろは坂を通って竜頭の滝を見てきました。何で華厳の滝ではなく竜頭の滝なのかというと、単に車を運転していたら着いたというだけで特に理由はありません。滝を下りきった所にある薄汚れた土産物屋で山菜蕎麦を食べてみたんですが、あり得ないくらい蕎麦がのびてて笑いました。さすが観光地。期待を裏切りません。
雨がちな天気の中のドライブだったわけですが、今回はなかなか楽しめました。やはり誰かと一緒に行くと楽しいですね。疲れましたが満足です。