いずれ消え行く無駄な情報を、密やかに発信する装置。つまり日記。
部屋に積まれた本が邪魔になってきたので、埼玉県入間市の実家に片付けに行こうとしたものの、そのまま帰るのは寂しいので ちょっと遠回りして帰りました。
まず、千葉県袖ヶ浦から、湾岸を通り首都高を抜けて東北道へ。そのまま北上し常磐道へ折れて新潟へ。新潟からは日本海沿いを走って柏崎方面へ。途中、断崖絶壁で、岩がカッコイイ場所があったので車を止めてみました。
天気が悪く、雨が降る中の移動でしたが、車を止めている場所だけは雨が降っていませんでした。本当に海と岩の間を縫うような道で、「もう平らな場所がない!」と思っちゃうところだけトンネルが掘ってあります。岩の雰囲気から、冬場は雨とか雪とか風とかが凄いことが容易に想像できます。そんななかで、岩に張り付くように植物は元気に育っているのをみて逞しいなぁと感心します。
柏崎を抜けて十日町方面へ移動し、そこからようやく奥志賀スーパー林道へ入ってゆきます。天気がどんどん悪くなっており、これから行く山々の頭上に暗雲が立ちこめ先が思いやられます。
林道に入ってしばらく走ると、窓から入ってくる森の匂いが何とも心地よい。昔、上高地から奥穂高へ登ったときを思い出させる匂いです。緑色のトンネルをひたすら走り抜ける感じで、真夏の青い空の下を走れば木漏れ日が綺麗そうな感じの道でした。また、この林道はスキー場の敷地を貫くように走っているので、時折リフトの下を通ったりもします。草木の茂るスキー場というのも面白いものですな。
林道自体は非常に整備されており走りやすい道でした。埼玉の正丸峠とか十国峠と比べれば実に走りやすい。おまけに、車も非常に少なく全線70kmを走った中で出会ったのは、対向車3台、路肩に止めた車5台、鹿2匹、ウサギか狸か謎の小動物1匹でした。鹿かわいいよシカ。